パエリアから始まるロマンスな旅
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突然ですが、古代ローマ帝国の公用語であったラテン語、その口語である俗ラテン語からポルトガル語、
スペイン語、フランス語、イタリア語、ルーマニア語などのロマンス諸語が分かれたので、
それぞれは俗ラテン語の方言みたいなものらしい。
東欧のルーマニアは「ローマ人の国」で、「ロマンス」はもともと「ローマ的」の意味だった。
なんてことが、パエリアからずるずると芋づる式に出てきました(笑)
パエリアはバレンシア語でフライパンの意味で、バレンシア語はロマンス諸語のひとつだとか。
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ロマンスに関してwikipediaによると、中世ヨーロッパでは、正式な古典文化を意味する「ラテン」に対し
「民衆のもの」という意味合いがあり、そこから空想的で大衆向けの小説・物語や、
俗ラテン語を起源とするヨーロッパ言語の総称などが派生したそうです。
空想的で大衆向けの物語には、ラブ・ロマンスとか中世騎士物語、騎士が見知らぬ土地を旅し、
美しい貴婦人のために、住民のために強大な敵と戦い、それに打ち勝って王様より認められるという物語。
中世ヨーロッパで吟遊詩人によって歌われた武勲詩の発展だが、それまでの格式ばった
ラテン語ではなくフランス語やスペイン語などのロマンス諸語で書かれたのでした。
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