北陸狂想曲
3月13日のJRダイヤ改正で上野と金沢を結ぶ二つの夜行列車が廃止となった。上野23:03発の寝台特急「北陸」と、23:33発の急行「能登」。昨年12月に廃止が発表された後、上野に行ってみたが、3月12日最後の出発を見送りに、仕事の後に行ってみました。
テレビのニュースでも報道されてたように、最後の姿を写真に収めようとする「撮り鉄」でホームは埋め尽くされいました。その数、3,000人とか。出発ホームにはロープが張られ、駅員や、民間の警備員のほかに警視庁からも警護に来てましたが、事故はなく列車は出発して行きました。
このラッシュアワー並みの状況で、まともに列車を撮ろうなんてのは無理で、それより、ボクはこのお祭り騒ぎの様子を見に行ったようなもの。
40D
この冬は雪が多く、これに乗って金沢に行って雪景色を堪能するのもいいかなぁ、なんて思っていたのですが、いろいろ忙しくて、立ち消えになったまま廃止になってしまいました。上野を23時に発車で金沢に着くのが6時半だと、仕事が終わってから行くにしてもちょうどいい時間だったんですけどね。
それにしても、撮り鉄のこの大騒ぎに一般の乗客にはどう写ったのでしょうね。隣に止まっている通勤電車の窓にかぶりついて写真を撮っていたり、その電車が発車する直前にそれらの人たちがドドッと下りたりして。「北陸」が止まっているホームでは警備の人の「押すな、下がれ」という大声も聴こえましたしね。
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コメント
異様な熱気が伝わってきます(笑)
それにしてもすごい人。
マスコミも少しあおっているからでしょうかね。
風情のあるボンネットの車両は今後どうなるのでしょう?
東南アジア圏で第二の人生(車生)を送るのでしょうか?
投稿: ノースマン | 2010年3月19日 (金) 12時55分
ノースマンさん
異様な熱気でした。何も知らない一般客からすると、何これ??でしょうね。でも、あえてそういう人ごみを狙ったひねくれ者も少なからずいたんじゃないでしょうか(笑)
ボンネット型の車両は1971年製で車齢も40年近くなので、先頭車だけイベント用に残してあとは廃車じゃないでしょうか。中間車はもう少し若いのが別にいますから。でもこの車両、JR西の所属なので、関東ではこれが最後かもしれません。
今まで普通にみてきた光景がなくなってしまう、ちょっと寂しさがありますね。
投稿: jutora | 2010年3月19日 (金) 23時50分