昭和なボンネット
3月のJRダイヤ改正でまた夜行列車が消える。上野と金沢を結ぶ急行「能登」と、寝台特急の「北陸」だ。新幹線、飛行機、高速バス、自家用車などに流れた利用者の低迷と、車両の老朽化がその理由。昭和47(1972)年製のこれらの車両、確かにそろそろ引退の時期です。
急行「能登」には往年のボンネット型特急車両が使われていて、現在定期列車で運用されてるのはこれだけのようです。塗装も国鉄時代のままで、子どものころ見慣れていた特急そのもの。昭和な感じですが、もうほとんどが廃車解体され、一部は博物館で展示されてます。
東北、上越新幹線が開業する以前は上野駅から常磐、東北、上信越各方面へ何本もの特急、急行列車が発着し、それらが全部通る日暮里駅で次々やってくるそれらの電車を見ていたものでした。あの頃はめったに特急なんて乗ることもなかったし、時刻表を見ながら空想の旅をするだけの少年でした。
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コメント
ご無沙汰しています。
バタバタしていて、PCに向かう時間が少ない今日この頃です。
3,4年前、急行「能登」に、1回一人で乗り、
心細い思いをしたのを思い出しました。
下北沢で芝居を観て、最終の新幹線に乗り遅れ、
「能登」にしたのでした。
投稿: そふぃー | 2010年1月23日 (土) 20時36分
懐かしいですね~。
僕が大学に入った時は、まだ上越新幹線が開通していなく、
新潟~上野は特急「とき」で4時間かかっていました。
この車両にもお世話になっていたと思います。
また一つ昭和が消えていくんですね。
投稿: marikichi10 | 2010年1月23日 (土) 21時36分
そふぃーさん
こちらこそ、ご無沙汰です。物欲にさいなまれ、みなさんのブログ訪問も滞っていました(笑)
ボクも仙台に住んでいたころ、高崎で結婚式に出席したあと、新幹線で大宮に出て、最終の仙台行きに乗り換えるはずが、酔ってたせいで寝過ごし、上野から夜行に乗って帰ったことがありました。
不安でしたね、今度寝過ごしたら秋田か青森まで連れて行かれちゃいますから。
なんとか無事に明け方の仙台で目が覚めて、降りることができました。
夜行列車で終点まで行くのはいいんですが、途中で降りるときはちゃんと目が覚めるか不安です。
marikichi10さん
上越新幹線の開業前の上野駅は各方面への特急や急行がいっぱいあって華やかでしたね。今では新幹線は地下だし、地上ホームは地味な通勤電車ばかりです。
でも新幹線で、新潟~上野の所要時間は半分になったんですね。便利なんですけどね、昭和スタイルが消えていくのはちょっとさびしい感じです。
投稿: jutora | 2010年1月24日 (日) 00時33分