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2009年10月29日 (木)

コニカ C35 試写

Fh000017 コニカC35

ジャンクで買ってきたコニカC35、劣化してボロボロだったモルトを張りかえて1本目のフィルムを現像しました。プリントはせずにCD-Rに焼いただけですが、フィルム室に張り替えたモルトがきちんと遮光してるかどうかなテストなので、プリントの必要はないでしょう。で、結果ですが、張替えはうまくいって、光が漏れてないようです。

Epsn1725  R-D1s CS25

C35と画角がほぼ同じになるR-D1s+カラースコパー25mmで同じ構図で撮ってみると、C35のほうがだいぶ明るく写ってます。もともと、R-D1sがやや暗めに写るところはあるのですが、C35のほうが明るすぎますね。雲のディテールが消えてます。フィルムからスキャンするときにヒストグラムがまんべんなく広がるように自動調整してるような気がします。現像したところに相談してみるかな。

Fh000024 コニカC35

これもやや明るいですが、何とも懐かしいフィルムってな写りですね。

Fh000012 コニカC35

こちらはちょっと暗い場面、ちょうどよい明るさに仕上がってると思います。これだけみるとフィルムもデジタルも全然わからないような写り。

R00175521 GRD

C35のファインダー、右側に絞り値とシャッター速度が記され、明るさに応じて針が上下に動きます。今はF2.8、1/60位を示してますね。針が赤い所を指してる時は明るすぎか、暗すぎです。中央の黄色の部分が二重像で、ピントが合ってないとこの部分が横ずれして二重に見えます。左上がパララックス補正のマークで、近距離を撮るときはこの枠内に収まるようにフレーミングすること。露出補正はできないプログラムオートなんですが、フィルムのASA感度リングを調整することで補正はある程度できるのですが、ASA400までしか設定できないので、400のフィルムだと暗くすることはできませんね。

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2009年10月27日 (火)

晴れ

Epsn1745  R-D1s CS25

台風一過ですっきりと晴れた今日、気持ちいい雲が浮かんだ青空の下、昼休みにコニカC35を持って外に出ました。モルトの張替えを終えてフィルムを入れて試し撮りをしていますが、やっとこれで24枚撮り終えてこれから現像に出すところです。ちゃんと光が入らないようにモルトが張れてるかどうか、現像が上がってこないとわからないもどかしさはありますが、撮ってその場で確認できるデジカメに慣れた身には、出来上がりを待つ、懐かしいような感覚ですね。

Epsn1743  R-D1s CS25

コニカC35のレンズは38mmで、換算でほぼ同じ焦点距離になるR-D1s+カラースコパー25mmで同じように撮影して後で比べてみようと思ってます。さて、どんなふうに写っているのか楽しみして待つことにしましょう。

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2009年10月26日 (月)

ИНДУСТАР-22

R00175641 GRD

土曜日、新宿に用事があった「ついで」に中古カメラ屋に行ってきました。目的はこの前買ったコニカC35のレンズキャップがなかったので、ジャンクコーナーにないかなと思って。コニカのはなかったのですが、同じ大きさでぴったりはまる「YASHICA」のキャップがあったので、ストラップと一緒にお買い上げ。で、終わるはずだったのが、ジャンクレンズの棚に目が行ってしまった・・・。「インダスター50mm F3.5 キズ  \4,200」レンズに張られた紙に書いてある。ジは赤丸が付いていてジャンクのジ。同じレンズが10個以上あった中でカビとか曇りと書いてないものを出してもらって、見たところレンズに目立つ傷もなく「じゃあ、これください」

Epsn1692 R-D1s ИНДУСТАР-22 50mm F3.5

怪しいロシアンレンズを手に入れてしまいました(笑)。本家ライカのエルマー50mmF3.5をソ連でコピーしたみたいですが、レンズ形状などはちょっと違うらしい。その辺は全然詳しくないしどうでもいいんですが、調べてみるとこのロシア語では何と読むのか分からない、インダスター-22 50mm F3.5(枕胴)は1950年代に製造されたらしく、50年以上前のレンズです!。

Epsn1706 R-D1s Indastar-22 50mm F3.5

これが現代のデジカメで使えてしまうから面白いんですが、早速M-Lリングも別の中古屋で買って、R-D1sに着けて写してみました。期待に反して「まともに写るじゃん」、ロシアンレンズ、なめてました。あとフロントとリアキャップも買って、本体より付属品のほうが高くついてしまった(笑)。ちなみにリアキャップはなにも印刷されてないビニール袋に入った\420の品ですが、開けてみたら「LEICA」と書いてありました!初ライカ!?

Epsn1715 R-D1s インダスター22 50mm F3.5

このレンズをR-D1sに着けるにはちょっと、些細なことながら、問題がありますが少しの工夫でしのげます。そのことはまた別の機会に。それにしても、これでR-D1sに着けるレンズが、新旧取り混ぜて25mm、28mm、35mm、50mmと急に増えてしまった・・・。

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2009年10月22日 (木)

夕焼け、悔しいのぉ

R00175382  GRD

うろこ雲が夕日に赤く照らされて、こんなチャンスはめったにないのに仕事中。最近休みの日もいろいろ用事があって、思うように写真も撮れないし、いい感じの雲が出ているのに仕事中だったりして、この時もわずか5分だけ外に出れました。本当はもっと広い所、水辺で撮りたい雲なのに残念。

この写真レタッチしてます。まずは撮るときにホワイトバランスを空が赤くなるように曇りにしました。WBオートだとこんな感じ。実際はこんな感じの空の色でしたけど・・・。

R0017537 GRD

それからPicasaで手前の家が暗すぎるので全体を明るくし、そうすると今度は空が明るくなりすぎるので、グラデーションで屋根の上までを暗くして元に戻す。色温度をちょっ青くして完成させたのが最初のやつです。明るさ調整前のWB曇り、撮って出しはこんな感じ。

R0017538 GRD

HDRソフトは持ってないんですけど、Picasaでもこの程度はできます。空を撮るときよくやりますね。派手なHDRは絵画みたいになっちゃうけど、このくらいの、どうしてもシルエットになっちゃう手前を、見た目に近付けるレタッチはいい感じじゃないかと思います。

GR BLOGトラックバック企画「レタッチ」に参加します。

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2009年10月20日 (火)

原点回帰

Img_2316 左からKONICA C35、EPSON R-D1s、RICOH GR DIGITAL

ここ4年くらい写真を趣味としてデジカメで撮っています。その5~6年前から仕事ではデジカメを使ってました。あくまで記録として。それ以前は必要な時に「写るんです」を買って使っていたくらい。

その前はというとずーと飛んで中学から高校の頃、生意気にも一眼レフのCanon AE-1を使ってました。親に頼んで買ってもらったんですけど、初めて手にしたときはものすごくうれしかったなぁ。レンズは標準の50mmで、交換レンズは高くて買えなかったから、お小遣いをためてケンコーのテレプラスを買って、100mmにしてました。

さらにその前、小学生のころは家にあったコニカ C35をたまに使わせてもらった。子どもの頃のアルバムにある写真は、多分ほとんどがこのカメラで撮られたものだと思う。30年以上前のほとんどカメラに興味もないのに名前を覚えていたのは、その当時のテレビコマーシャル。40代以上の人なら井上順さんの「じゃ~に~コニカ」、「ピッカリコニカ」とか「ジャスピンコニカ」なんてフレーズが記憶にあるとおもんですよね。1968年(昭和43年)から1984年(昭和59年)まで続くロングセラーのコニカ C35シリーズです。そんなコマーシャルを見てうちのと同じやつだなんて記憶に刻まれてました。

ロングセラーでいろいろなモデルのあったC35ですが、うちにあったのは初期の「じゃ~にーコニカ」って言われていたころのモデルでした。親から使い方を教わり、初めて写真を撮ったのもこのカメラ。裏ぶたを開けフィルムをセット、何度か空打ちしてASA感度を合わせる。撮るときはフィルムを巻きあげ、ファインダーをのぞいて真ん中の黄色い所の二重像が合うようにピントを合わせてシャッターを押す。カメラっていう物の形も、写真を撮ることも、ボクの中ではこれが基本、原点となりました。

そして30年以上たった今、再びそれを手に入れました。

ジャンクで買ってきたので、修理しないとすぐには撮れませんが・・・。コニカC35のCMがありました。ストロボ内蔵した「ぴっかりコニカ」のやつです。

でも、カメラのCMで一番印象に残ってるのは、やはりこれでしょ。

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2009年10月16日 (金)

油絵のように

Img_2172 40D

先日の台風でコスモスもだいぶ倒されたり、花びらが飛んでいったのではと思ってましたが、しっかり踏ん張っていました。持ち出したのは最近出番の少なくなっていた40D。

何かの雑誌で、風景写真の講演で竹内敏信氏がよく聞かれる質問として、「水墨画のように撮るにはどうしたらいいか?」と挙げていたが(答えは忘れてしまったけど)、これは油絵のように撮れました(笑)

Img_2143 40D

竹内氏の答えは、「水墨画にこだわる必要はない」だったか、「カメラを置いて筆と墨汁を持て」(そんなこと言うわけない(笑))だったか・・・。

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2009年10月12日 (月)

フォトコン入選作品展( ^ω^ )

R0017491 GRD

リングキューブにリコーのフォトコン入選作品展を観に行ってきました。展示室に入って最初に目に入ったのが、まるさんの「白ひげ姉妹」。これを観た瞬間に梅かよ氏の写真展、シャッターチャンス祭りかと思いました。

Epsn1625 R-D1s G-ROKKOR 28mm

順に作品を観ていて、ぷっと吹き出してしまうもの、ほのぼのとするもの、いろいろな「笑」を楽しめました。さらにその展示が面白い。あまり詳しく書いちゃうとネタパレで面白くないからちょっとだけ。鏡が置いてあったり、写真の周りに卵があったり・・・。そして、ブログ仲間のmarikichi10さんの入選作「母の愛」は、最初どこにあるのか分からなかったのですが、ありました。カーテンの向こうに(笑)

R0017517 GRD

新潟のプロガーさんたちの超楽しそうな撮影会の模様が垣間見れます。5時ごろ会場に行ったのですが、marikichi10さんらしき方はいらっしゃなかったです。一度もお会いしたことないから、実際はどこかですれ違っていたかもしれませんが・・・。

このテーマよかったですね。「写真て楽しい」って実感しました。第2弾もあるといいなぁ。入選作品はリコーのWebでも観られますが、実際の展示を観た方がより楽しめますよ、みなさん。

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2009年10月 9日 (金)

あれも欲しいなぁ

Epsn1603 R-D1s G-ROKKOR 28mm

物欲の秋はまだ続きます(笑)。最近40Dを修理に出して以来、小ぶりのカメラバッグにGRDとR-D1sを入れて出歩くことが多く、修理から戻ってきたにもかかわらず40D使ってないなぁ。ここんところR-D1sの出番が多い。

Epsn1609 R-D1s G-ROKKOR 28mm

R-D1sを買ったのは、ライカのレンズを使いたいとか、そういうことは全然なくって、ただ単にフィルムを巻きあげて、ファインダーをのぞきながら手でピントを合わせてシャッターを押すという、むかーし普通に行っていたことを便利なデジタルでやってみたいというノスタルジーなんですけどね。

Epsn1611 R-D1s G-ROKKOR 28mm

そしたらつい最近は、フィルムもいいかな。と怪しい方向に思考が向いてきました(笑)。撮った後のフィルム整理など、面倒くさがりな自分には向いてないのは分かってるんですが、危ない、危ない。

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2009年10月 8日 (木)

これ欲しいなぁ

R00174721 GRD

カメラ屋さんのショーケースを見つめるおじさん。子どもの頃、デパートの模型売り場の前でじーっと見ていた自分を思い出します。いまでも欲しいものを見る目は変わらないですね。

今月のGR BLOG トラックバック企画のテーマは「レタッチ」。普段はPicasaでちょっといじるくらいで、フォトショップはまだ使えてません。上のやつは夜だったので、撮るときにISO1600で迷わずモノクロにセット。あとは傾きをちょっと直して、少しトリミング。もう少し近寄って撮れば、トリミングの必要ないですが、道路の真ん中まで出て撮るのは危ないので・・・。と言い訳トリミング。TB企画「レタッチ」に参加します。

先日、これ欲しいなぁで、買ってしまったG-ROKKOR 28mmは、まだほとんど撮る機会がないんですけど、こんな感じでこちらは撮って出し。最短撮影距離が80cm、もうちょっと寄れるといいんですけどねぇ。

Epsn1596 R-D1s

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2009年10月 5日 (月)

物欲の秋

今年2009年の夏は、オリンパスEP-1をはじめ、GRD3、EOS 7D、ライカからフルサイズのM9、APSコンパクトのX1など、魅力的なカメラが続々登場して、あれもこれも欲しいと物欲が刺激されているのですが、そんななか、発売されたばかりのEOS 7Dを触ってきました。

キヤノンのAPSフラッグシップとして、ライバル、ニコンD300sに対抗するスペックで登場した7D。今使っている40Dと比べて、画素数が2倍近くにもなって、高感度特性がどうかなと思っていましたが、それも結構いいようで、期待しながら実機を触ってみると、んっ、なんかグリップがしっくりこない。手の小さなボクにとって40Dよりちょっと大きくなった7Dのグリップがなんか微妙に合わないんですよねー。近くにあった5D2や50Dと、とっかえひっかえ持ってもやはりちょっと変な感じ。

ファインダーとかシャッターフィーリングは40Dよりグッといいんですけど、右手の違和感が引っかかる。そのまま売り場を後にして、別の中古のお店に行って、手にしていたのがこれ、ミノルタG-Rokkor 28mm F3.5。リコーのGR 28mm F2.8レンズと同様、ミノルタのコンパクトカメラTC-1のレンズをライカマウントで作ったレンズです。といっても、その頃10年くらい前は、写真を撮ってなかったので、TC-1自体よく知りません(汗)。

Epsn1591  R-D1s G-Rokkor 28mm F3.5

R-D1sを手にしてから、ほとんどカラースコパー25mm(換算38mm)を使っていたのですが、R-D1sの内蔵ブライトフレームに合致するレンズが欲しくなって、28mm検討していたんですが、決め手は上の写真にあるように見事な周辺減光!このレンズ、フィルムやデジタルでもライカM8だとそれほどでもないのが、R-D1sとの組み合わせだとこんなに、けられのような周辺落ち。しかも絞っても改善されないというのが気に入りました(笑)

今日、時間がなくてほんの数枚しか撮ってませんが、自分としてはとてもいい感じです。もともと、大変評価のいいレンズですが、ボク自身あまりレンズの写りってよくわからないんですよね。たいがいのものがOKなんで、細かい違いは気にならないんです。知る人からすれば猫に小判、豚に真珠だと思うんですが・・・、まっいいか(笑)。GRD3が遠のいてしまったなぁ。

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2009年10月 1日 (木)

金色の髪の少女 America

Epsn1492_2    R-D1s

好きなんだけど告白できない、甘酸っぱいせつなげな青春の歌。イギリスで結成されたバンド「America」(メンバーの父親はみなイギリスに駐留していたアメリカ軍の軍人だったらしい)の1975年のヒット曲「Sister Golden Hear (金色の髪の少女)」。

Img_4242 KissDN

「America」というと「名前のない馬」がすぐに思い浮かびます。この曲は知っていたけど、だれが歌っているか知らなかった。曲調も全然違うし、何より歌ってる人が違うから声も違う。240さんのブログ「音楽の杜」でこの曲の、スタジオ録音よりアップテンポのライブバージョンを見たら、一気にはまり、この夏のヘビーローテーションとなりました。

そして久しぶりにギターを出して弾いてみた。ただコードをジャカジャカ鳴らすだけなのに、指はつりそうになるし、指先の皮は向けてくるし、音はちゃんと出ないし、とほほ。

Grd_013 GRD

写真はこの曲に合わせて、金色の髪の女性を撮ろう・・・、ここ一カ月カメラを持ち歩いても、そう簡単に撮れませんよね。で、金色の毛の犬たちでお茶を濁す。

このライブで歌ってる大学生のような若き日のジェリー・バックリーと右側でギターとコーラスをやっているデューイ・バネル(「名前のない馬」を歌ってる人)の二人は今でも現役で歌ってるが嬉しい。最近も新曲と古い曲のライブ演奏のアルバムを出したみたいです。

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