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2009年3月13日 (金)

ブルートレイン

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夜汽車、なんとも旅情を誘う名前。かつて夕方の東京駅からは長崎行きの「さくら」からはじまり、大阪行きの「銀河」まで、何本もの寝台列車が西へ向かって出発していました。それらの列車は青い車体からブルートレインと呼ばれ、その起源は昭和33年(1958年)に登場した寝台特急「あさかぜ」の20系。当時はクーラーやエアサスを装備して、それ以前の車両よりかなり設備が向上し走るホテルとも呼ばれたらしい。

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小学生の頃、汽車好きだった私は都内の叔父さんの家に泊まり、早朝から東京駅に到着するブルートレインの写真を撮りに行ったことがあります。その時駅員に声をかけられ、家出少年と間違われたり。

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時は流れて、旅客運賃の上昇や新幹線の延伸、航空運賃の割引、格安高速バスの発達で移動手段としての寝台列車の優位性は大幅に下落し、各地で廃止が進み今や風前の灯の状態。

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そして明日3月14日のダイヤ改正で、かつて栄華を誇った東京-九州ブルトレの最後の生き残り、「はやぶさ/富士」が廃止になります。上野発東北、北海道方面のブルトレはまだ数本残ってますが、子どもの頃の思い出をたどりに、夕方の東京駅に行ってきました。行ったのは2月だったけど、記録に残そうと多くの人たちがカメラやビデオを持って集まっていました。今日の最後の出発の時はかなりの数のファンでホームが埋め尽くされるのでしょうね。

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コメント

ニュースで見ました。
元車掌さんなどこの列車に思い入れのある方が写っていました。
それぞれにそれぞれの想いがあることが伝わってきました。
時代の流れとはいえ寂しさがありますね。

わが家の目の前に線路があり、カシオペア、北斗星、トワイライトが通ります。
最近北斗星は本数が減ってしまったようですが、夢のあるこれらの特急はぜひとも存続して欲しいと願わずにはいられません。
カシオペアなんてとても綺麗な列車です。
いつか写真に撮りたい。。いや乗りたいと思っています(笑)

投稿: ノースマン | 2009年3月15日 (日) 12時49分

ノースマンさん

寝台車ってなかなか乗る機会がないのですよね。
かみさんの実家が長崎なのですが、ほとんど飛行機だし。
時間があればカシオペアとか、北斗星に乗ってみたいですね。
あれは乗車することが旅の一つの目的になるくらい、魅力ある
列車なので当面は存続だと思います。

家の前が線路とは、うるさそうですが、うらやましいです(笑)。
私は生まれた時からローカル線の駅のそばで育ちましたんで、
汽笛の音が子守唄でした。
今は線路から離れて、列車の音も聞こえません。

ノースマンさんも、旅情を誘うような鉄道の写真なんて
どうですか。

投稿: jutora | 2009年3月16日 (月) 02時24分

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