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2007年11月25日 (日)

幻日(げんじつ)

夕焼けの翌日は晴れ。

朝焼けは雨。

ツバメが低く飛ぶと雨の兆し。

このようなことわざを聞いたことがあると思います。天気予報が発達していなかった昔、経験則から空を見て天気を予想すること、これを観天望気といいまして、このブログのタイトルなんですが、開設して1年近くなって初めて取り上げる話題です。遅い(笑)。

太陽や月に暈(かさ)がかかると雨。

これもその一つで、薄っすらと雲がかかったときに見られます。雲の中の水分は凍って氷晶となり、それらは形が六角柱になっているそうです。そこを通過した光がプリズムの作用で屈折して太陽の周りに円を描くように見えます。リンク先のWikipediaによると、氷晶を光が通過する際、60度のプリズムとなるか、90度のプリズムとなるかで暈の位置が決まるようで、ほとんどが60度のプリズム作用で、太陽から約22度の円上に暈が見えるそうです。

最初、この22度の円上って意味がわかりにくかったのですが、要するに、太陽を真正面に見て、右に22度、左に22度、上に22度、下に22度の各点を通る円にリング状の暈が見えるということなんですね。90度のプリズム作用だと約46度の円と、大きくなって外暈というそうです。

太陽や月に暈がかかると雨、ということわざは、低気圧の温暖前線の前方には暈を発生させる巻層雲や高層雲が存在し、暈は低気圧の接近に伴って発生することが多いためです。

Img_0650 40D

さて前置きが長くなりましたが、今日の写真は暈ではなく、幻日(げんじつ)です。暈が太陽の周囲にリング状に見えるのに対して、幻日は太陽の横にだけ発生します。これは風が弱いとき氷晶が水平に揃ったときに現れます。暈は氷晶の向きがランダムであるのとの違いです。

この写真では太陽は黒い雲に隠れ、切れ間からわずかに見えていますが,その右側22度の方向に幻日が輝いていて、さらに湖面に反射しています。なんとも幻想的な光景でしたが、翌日は雨が降ったようで、ことわざ通りでしたね。

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コメント

気象のことは一切わかりませんが、この写真がすばらしいということはわかります。
湖面に反射している太陽光が三色になっているのはとても面白いですね。

投稿: hiru-ne-neko | 2007年11月26日 (月) 10時52分

hiru-ne-nekoさん

どうもありがとうございます。湖面に反射してる光もよく見ると、虹のように太陽に近いほうから、赤、オレンジ、黄、緑、青、紫ってなるそうです。

こういう現象って音もなく、静かに現れて、そのうち消えていく。自然てすごいなぁと感心する時間でした。

投稿: jutora | 2007年11月26日 (月) 14時07分

クリックして大きくしてみると、素晴らしさが、一層良くわかりますね!
光の微妙な色の変化、湖面のさざなみ・・・・
静けさと神秘さのただよう、幻想的な風景を拝見できて、
感動です☆ありがとうございます!!

投稿: そふぃー | 2007年11月26日 (月) 14時54分

感動いたしました!

これからは、『師匠』と呼ばせていただきます!


でも、これ写真展に出そうと思ってるでしょう?

投稿: ありす | 2007年11月26日 (月) 19時26分

そふぃーさん

車もほとんど通らなく、人気のない、BGMも何も聴こえない静寂な湖畔で遭遇した幻想的な光景でした。感動の一部分でも伝われば幸いです。ありがとうございます。

ありすさん

師匠だなんてとんでもない、珍しい光景にたまたまめぐり合えただけですよ。フォトコンですか、全然考えてなかったですが、だめもとで応募してみますかねぇ。

投稿: jutora | 2007年11月27日 (火) 01時35分

美しいの一言です。

投稿: gagagah | 2007年11月27日 (火) 01時36分

gagagahさん

ありがとうございます。いい光景に遭遇しました。写真を撮っていなければ、あとでいくら説明しても伝え切れなかったでしょうね。自然のすばらしさです。

投稿: jutora | 2007年11月27日 (火) 01時57分

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