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2007年1月 9日 (火)

梅小路機関庫

私の実家は線路のすぐそばにあり、物心つく前からいつも汽車が身近にあった。幼い頃、夜泣きなどむづった時に親は、私をおぶって駅まで連れて行き汽車が通るのを見せると泣き止んだらしい。その頃はまだSLが走っていて、私が5歳の時、1969(昭和44)年3月15日まで、上野駅に乗り入れる最後のSL列車として活躍していました。最終運転の日は雨が降っていた。祖父の車に乗って歯科医院横の踏み切りを渡ったとき、傘を差した人たちが何人か、列車が来るのを待っていました。何故かその光景だけ40年近くたった今も記憶に残ってるんですよ。

田舎の駅から徒歩3分という環境のなかで石炭の煙の匂い、汽笛の音などが幼心に刷り込まれ、小学校に上がってからは鉄道ファンになっていました。そんな小学生4年の夏休みのある日、父親からいきなり一人で大阪の親戚の家に行って来いといわれ、昼過ぎに出発し新幹線に乗って大阪まで行きました。母はぶつぶつ文句を言いながら準備してましたが、私は最初はいきなりなんだよーと思いながらも、喜んで行ったのは言うまでもない。

20070109

翌日伯父に連れて行ってもらったのは、ずっと行きたかった京都の梅小路蒸気機関車館。日本の鉄道開業100周年を記念して1972(昭和47)年に国鉄が開設した、SLを動ける状態、動体保存で展示する博物館です。その頃はSLブーム、100年間列車の先頭に立ってきたSLが1975(昭和50)年12月に最後の旅客列車を引いた終焉の時期でした。大晦日の「行く年来る年」で梅小路の扇形機関庫にずらっと並んだSLの汽笛で蛍の光を演奏した中継もやってました。

それから汽車への興味は冷めたり復活したりを繰り返し、今でも時々模型を買ったり写真を写したりしながら細々と続いてる。昨年8月京都へ仕事で行く用事があり、三十数年ぶりに梅小路機関庫に行ってみました。あの夏のワクワク感はなかったが、懐かしさがじわじわと沸いてきました。トロッコを引いたSLが片道500mの線路を往復する列車があり乗ってみました。他の乗客は夏休みで子供連れの親子ばかりだったが、自分もあの頃の子どもに戻ったような気がした。

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